旅行記
レースと刺繍の11日間 その7

10月27日 旅も後半。
クロアチアの第二の都市スプリットで世界遺産の見学。



ローマのディオクレティアヌス皇帝が隠居所として、293年に建てた宮殿が旧市街の中心になっていて、
皇帝の霊廟として建てられたものが現在は大聖堂になっています。
上る時間がなかったのですが、料金を払うと上まで行かれるようです。
見晴らしいいだろうなあ…



宮殿内には民家もお店も入っていて、そのまま生活の場になっていたりします(^^;)



宮殿内。
ローマの遺跡がそのまま残っています。

暖かい土地柄、ブーゲンビリアが綺麗でした。
現地ガイドさんに聞いてみたら、「4月から11月まで咲くから、便利な花なのよ」ということだそうです。



宮殿内には、2004年(だったかな?)民俗博物館が移築されて、
クロアチア各地の民族衣装、装飾品などが展示されています。
撮影可だったので、撮りまくってきました。 カラフルな衣装も楽しかったですが、そこに使われた刺繍の数々はすばらしかったです。
幾何学模様をベースにしたもの、鳥などの具象柄、かがりの入ったニードルワークとさまざまで、
どれも時間を掛けて丁寧に作られていました。











オスマントルコの影響が出てくる頃には男性の腹巻状態のポケットに剣や拳銃が入れられて、
それもまた銀細工などが施されていて、財産を持っているぞ〜という象徴にもなっていたようです。
また、クロアチアはネクタイの発祥国。
ほぼ100%クロアチア産の品物を扱っているお店で、旦那へのお買い物。
まあ、せめてこれくらいは買わなくては(^^;)

お昼を新市街のレストランで食べて、午後はまたバス移動。
風が強かったですね… クロアチア南端の都市ドブロブニクに向かいます。
途中、ボスニア・ヘルツェゴビナ領を通ります。
そう、ドブロブニクは飛び地なのですよ(^-^)
ボスニア・ヘルツェゴビナのネームという町のスーパーマーケットではトイレ休憩を兼ねてのお買い物タイムがあり、
そこでチョコレートや紅茶などを購入しましたが、クロアチアがEUに加盟する条件として、
他国領を通らないといけない土地があったらまずいということで、バイパスする橋を建設予定なんだとか。
このスーパー、観光客で成り立っているようですから、将来売り上げがかなり減るんでしょうねえ。

さて、強風のため、ドブロブニクに直行する橋が閉鎖されていて、
湾をぐるりと迂回して、やっと到着。 ボケ画像ですが、いい夕焼けでしたので。



実質、観光はあと1日。そろそろ名残惜しい。